MF仕様ではファインダーを覗くために腹ばいにならなくてはならず、その動作が大きいために虫に逃げられてしまったり、虫が動くと匍匐前進は緊くて・・・。魚露目8号ならマスターレンズがAFならAFが使える。そこで虫の目レンズを組みなおしてAF化に挑戦してみました。
MF虫の目レンズ(ショウリョウバッタ)
お天気が好かったので、正立プリズムを使って光路変更タイプで試写してきました。光が十分にあると思っていたより画質も良いように思います。もっともキットレンズの画質にも敵いませんが・・・
MF虫の目レンズ(シオヤアブ)
Cマウントのメス→メスリングとリバースアダプターが届きましたので、仮組したところかなりコンパクトな出来上りとなりました。
リバースアダプターが46mm用だったので27mm→37mmと37mm→46mmのステップアップリングを使用。リバースアダプターをそのままカメラにマウントすると四隅が少しケラれたので16mmの接写リングでかさ上げしています。合計で26mm接写リングを入れた計算で絞り開放でほんの少しケラレ。絞ると大きくケラレるのでもう少し接写リングを足す方がいいのですが、接写リングが長くなると暗くなってしまいますので考えどころです。
生憎の雨降りでしたがテスト撮影。絞り開放でほんの少しケラレています。ISO6400で飛翔に挑戦してみましたが、フィッシュアイとどこが違うのって問われれば・・・。
ベニシジミが大きく撮れているでしょって・・・。画質悪いしフィッシュアイで撮ってトリミングでいいのじゃないのって言われると・・・。背景が・・・返答に困ります。
ネットで調べてみると絞ると少しは画質が向上するようです。まだまだ、テストが必要のようです。
M12 1.7mm F1.8ボードレンズとM12マウント→Cマウント変換アダプターが届きました。
試しにペンタックスQに付けてみましたが1.7mm魚眼は全域でピントが合わず、以前から持っていた3.6mmは近接のみで無限は出ませんでした。
この後、CマウントリバースリングとCマウントメス→メスリングが届けばいよいよマイクロフォーサーズ機に組み込めます。
作ろうとしている虫の目レンズは、まずは広角180°近くであること、被写界深度が深いこと、被写体にフィッシュアイ以上に接近でき大きく撮れること、これらが揃った時に虫全体と生息環境まで取り込めていわゆる虫の目レンズ感が得られます。
超深度マクロ撮影を手軽に始めるには有名な魚露目8号があります。コンバージョンタイプで上手くいけばAFも可能で解像度もボードレンズを使うよりずっと良いと言われています。魚露目8号を使っていたこともあり、これより解像度が落ちると思うとちょっと心配ですが、ボードレンズを使うことによりコンバージョンタイプではできないことができるようになることが自作を決心した理由です。
手軽でAF可能で解像度も良いのを捨ててでもやりたいことは光路の変更です。地面を這うアリなどを撮る時、レンズの位置とボディ底との差で斜め上から撮ることになってしまいますが、光路を変えレンズをボディ底の位置まで下げれば正面から撮れます、ただこれだけです。上手くいくかは分かりませんが・・・・
いろいろネット上で調べた結果、Cマウント用のパーツが豊富で、もしかすると自作パーツなしでも組み立てられそうです。
また、マイクロフォーサーズ機ですのでレンズもコンパクトに越したことはないということで、まずはCマウントで試すことにしました。
レンズの組み合わせの考え方は、「焦点距離の短いM12のボードレンズを使うことで超深度とし、M12ボードレンズは1/3インチや1/4インチセンサー対応なので、そのままでは小さ過ぎるため空中イメージを拡大レンズで拾いマイクロフォーサーズサイズのイメージサークルに拡大する。」です。
光学についてはまったく解ってないド素人ですが、ネットで調べているうちに出来そうな気がしてやる気満々です 。Cマウントと決めましたので必要と思われるパーツはすでに注文済です、楽しみです。