レンズ前1cmの世界(光路変更型の先端レンズ更新)

魚露目8号に飽き足りず虫の目レンズの自作をしだして約7年。一向に画質は上がず、リバースMFからAFに移行後は画角を求めるとますますの画質の低下、昨年は1/4センサー用から1/3センサー用に換え画角は諦め焦点距離を2.8mmまで上げたものの画質の改善は見られず、今度こそ止めると決めていましたが、この時期になると、ふと、このようにしたらどうだろうというのが頭に浮かぶと、また、試作が始まってしまいます

昨年は先端のレンズが1/3センサー用レンズのため像がまだ小さく画素補填のデジタルテレコンを使用していました。そのため得られる画像はJPG画像となり、それを切り出すため画質は当然悪くなります。これを1/2センサー用ならRAWでと、ネットでコーワの3.5mmの1/2センサー用レンズを購入。画角も1/3センサー用2.8mmと変わらず得られる画像サイズも少し大きくなりデジタルテレコンなしで長辺2600pixelが得られるようになりました。

また、RAWからの現像なのでDNGで書き出せればいいのですが、使用している現像ソフトはDNG出力ができないため一旦tiffで書き出した上で別のソフトでAIノイズリダクションをかけてJPGで出力してみました。結果、今までとは比べものにならないぐらい画質がよくなり、やっと本気で使えそうな実感が湧いてきました。

もちろん、通常撮影の画質からはかなり落ちます。しかし相性のあったマスターレンズを使った魚露目8号で撮ったぐらいにはなっていると思います。